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Microscope

2023.3.18

研究活動

​慶應義塾大学医学研究科

助教、矢野仁愛

ホーム: ようこそ!

略歴

2020年4月〜 

 慶應義塾大学医学研究科(博士)

 2021年度日本学術振興会特別研究員(DC1)採用

2021年4月〜 

 慶應義塾大学大学院医学研究科 助教

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研究概要

慶應義塾大学医学研究科にて、脳に関する研究を行ってきました。
1つ目の研究プロジェクトとして、超解像技術とデノイズ技術の適用による、大規模スパインカルシウムイメージングデータの高精細化について研究を行いました。

研究の結果、提案手法の利用により、樹状突起スパインが明瞭化し、正確な位置特定に役立つ手法を開発することができました。
2つ目の研究プロジェクトとして、脳血管周囲腔(Perivascular Space)の形態学的特性、生理学的機能と、病態への関与について研究を行っています。

脳スキャン
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研究プロジェクト1

脳血管周囲腔(Perivascular Space)の形態学的特性、生理学的機能と、病態への関与

脳血管周囲腔(Perivascular Space:PVS)は、脳老廃物の除去に関与する可能性や、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳浮腫などの疾患との関連が示唆されています。

一方で、PVSの病態学的意味を理解するためには、PVS形態の特徴を理解し、どのように動態を変化させるか理解しなければなりません。

現在、研究の第一ステップである、PVS可視化技術の確立に成功し、PVSの客観的定量化技術の確立を行っています。

顕微鏡

研究プロジェクト2

スパインイメージングデータの高精細化

大規模スパインカルシウムイメージング法は、単一ニューロンへの多数のシナプス入力を一括して取得できる技術です。一方、スパインは1ミクロン程度の微小構造で、形態を明瞭に捉えることは難しいという背景がありました。
また、顕微鏡画像一般において、解像度、特に分解能の拡張や、ノイズ除去は有用な技術といえます。
そこで、超解像技術とデノイズ技術の適用による、大規模スパインカルシウムイメージングデータの高精細化について研究を行いました。
研究の結果、提案手法の適用により、樹状突起スパインの形状が、先鋭化することが確認されました。

さらに、画質を定量的に評価した実験から、再構成精度であるピーク信号対雑音比(Peak Signal-to-Noise Ratio: PSNR)、および Structural Similarity(SSIM)が統計有意に向上することが確認されました。(IPSJ全国大会学生奨励賞受賞。)

本研究の結果、スパインの正確な位置特定に役立つ手法を開発することができました。

News

2018年1月

IWAIT Best Paper Award 受賞

IWAIT 2018で、Best Paper Award を受賞いたしました。

2022年3月5日

IPSJ 全国大会 学生奨励賞受賞

IPSJ 全国大会で、学生奨励賞を受賞いたしました。

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お問い合わせ

〒160-8582 東京都新宿区信濃町35番地医学研究科棟

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本研究は、JSPS科研費JP21J21178、17H07086の助成に基づいて行われました。

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2023.3.18

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